DOLL+〜ボロボロだった俺の女〜
−−−ドンドンっ




急に玄関のドアを叩かれる。

その瞬間−−−全てを悟った。


「……!」



お決まりの、あれかよ……。

ドラマやマンガでよくみる……借金取り?

……あれ? なんで妙に冷静何だろ?



普通は涙もんじゃない?


こーゆーの。



−−ドンドン……っ


ドアは痛々しそうに尚も、叩かれているのに……

あたしは何故かその場のドアに手をかけた。





………どうせ、抵抗などしたって
幸せになれるわけない。



だから、あたしは…


やれるだけのことはやってやるよ!!




そう決意し、ドアを思いっ切り開けて、目の前の人物を睨みつけた。




−−−バイバイ、あたし。
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