罪な恋はダメですか?
「ったく…おめえらがいなきゃ俺はもっといい暮らしが出来たのによー」
酒に溺れたお父さん。いつから壊れてしまったの?大好きだった、優しいかったお父さんはどこにいってしまったの?
昔は…お父さん、お母さん、私の3人で楽しく笑って過ごしてたじゃない…もう…戻れないのかな?
「もぉ…やめて?あなた…1からやり直しましょ?愛美?ちょっと外にいってて?」
「うん…」
お母さんから出た言葉。寂しそうで、どこか強いその声。
最後に聞いた言葉でしたー…
私はいつもの場所に向かう。綺麗な水が流れる川。そこはすごく綺麗で、すごく落ち着く。私の唯一の落ち着ける場所。
「まぁた学校サボリ?」
後ろを振り向くと学ラン姿の君がいた。
「大地!!」
だいすきな…君がいた。