罪な恋はダメですか?
「なにそれ、彼氏ー?」
「へっ!?だれ?」
フワッ
空から?いや、策の上から男の子がおりてきた。
「俺は田中 慶太!よろしくねん、中野愛美ちゃん♪」
そう。いかにも軽そうな男の子がおりてきた。
私、こーゆうひと苦手なんだよな…。
「な、なんで私の名前しってるの?!てかいつからいたの?」
「まあまあ!落ち着いて!そりゃー愛美ちゃん学校じゃ可愛くて有名だし?愛美ちゃんがくる前からいたよ♪」
な、なに?!こいつ…。
「あっ愛美ちゃん!そのお弁当一口ちょーだいよ!」
愛美ちゃんって…。
「私は可愛くもないし、有名でもない!」
バンっ
衝動的に屋上をとびだしてしまった。