罪な恋はダメですか?
「はぁっ…もうなんなの。」
小声でそう呟いた。
机にうつぶせにになって昼休みが終えるのをまつ。お弁当も結局屋上におきっぱなしだし…。あー。おなかすいた。しかも田中とか言うへんな男の子にもからまれて…。
「今日はついてないな…。」
ため息まじりにいったその時だった。
「愛美ちゃーーん!お弁当ありがと!美味しかったよ!」
え?!
な、なに?!
勢い余って椅子が倒れてしまった。
クラス全員が私に注目する。
「なにあれー?」「田中君に乗り替えたのかな?」「はやっ!山田君かわいそっ。」