罪な恋はダメですか?
あっという間に家につく。家といってもアパートであり、私の居場所がない所。
「愛美。明日は学校こいよ?」
「うん…」
行けないよ…
「俺、朝迎えに行くから!」
「じゃあ…ね」
「ぉう。また明日な!」
大地は私に明日をくれる。でも、自分が情けなくて…逃げ出すの。
ガチャっ
「お母さん?」
家に入ると信じられない光景が広がった。
「お母さん?!お母さん!?しっかりして!」
遅かった…
お母さんはもう…息をしていなかった。