罪な恋はダメですか?


お母さんがお父さんに殺された事を大地に伝えた。このときはもう、私の気持ちは決まっていたのかもしれない。





「それって…やばくないか?辛かったな…悲しかったな…」




ギユッ





大地のぬくもりが伝わってくる。暖かい…暖かいよ…





「俺、愛美の事が好きだ。」





「私も…大地が好き」






通いあった気持ち。ずっと望んでいた君の隣。





「もう…愛美を離さない。ずっと…一緒にいよ?」




「うん。ありがとう。ありがとう…」




最近、泣いてばっかだよ…。今日はたくさんの涙を流した。さよならの涙。大好きの涙。大地…大地…大地…ありがとう。ずっと一緒にいよっていってくれて。こんな私でいいのかな?いつか…大地にふさわしい女の子になれるかな?



でも…私は決めていた。お母さんを奪った。大好きだった、お父さんに…



ー…復讐するって。
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