視線から始まる秘密の恋
だから、俺は朝早くから講義が行われる教室へと向かう。


教室の前まで来ると、今日は早く起き過ぎて早く大学に着いたから、まだ誰もいないだろうと思いながらドアを開けた。


そして、俺は目を見張った。


教室の中には、俺よりも早く来た人間が一人だけいた。


ひなただ。


講義が始まるまで、まだ30分くらいあるのに…。
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