視線から始まる秘密の恋
しかし、一番後ろの席に座っていると、教室の中全体が見渡せる。


しかも、今は俺以外には、ひなたしかいない。


だから、自然とひなたの方へ目がいく。


今、ひなたは片手で携帯電話を操作している。


それを見て、何をしているんだろうとか、誰かにメールを送っているんだろうかとか、俺は色々な事を考えてしまう。


きっと、他に何もする事がないから、こんなに考えてしまうんだろう。


早く教授が来て、講義が始まればいいのに…。
< 19 / 43 >

この作品をシェア

pagetop