視線から始まる秘密の恋
そんな事を考えながら、あたしは手早くお昼ご飯を食べ終えた。


そして、楽しそうにしている周りの学生達から逃げる様に、いそいそと席を立つ。


そのまま、食器とトレーを返却口へ返すと、足早に学食を後にした。


一人で食事をしていて、淋しい人間だと周りの学生達から思われたくなかったから…。


その足で、真っ直ぐ次の講義が行われる教室へと向かった。
< 40 / 43 >

この作品をシェア

pagetop