strong girl
「ああ、出てったるわ!せっかく人が心配しとんのに!お前なんか後悔しても知らへんからな!!!」
そういうと優は大きな音を立てて部屋を出て行った。
「なんやねん。馬鹿野郎。」
「えらい、派手に喧嘩したな。」
「お姉ちゃん。」
続いて入って来たのはあたしの5つ上の綺憂(きゆう)お姉ちゃん。
凄く優しくていつでも相談に乗ってくれる。
「あんたら初めてちゃう?こんな喧嘩したん。」
「え、そう?」
「優李くんがあんなに怒ったの初めて見たかも。」