君smile。
おまけに酷い振り方をしたので
もう復縁のメドもないだろう。

それでもあたしはまだ、彼が好きだった。
自分から振った事を後悔したけど、仕方なかった。
ーすべては、あたし達が悪いわけではない…

あたしたちを壊したのは…

プシューッ

考え事をしているうちに、
電車がやってきた。


「ほら乗るよっ優!」
「わかってるっつーの!」

慌しい朝。
高校生活の幕開けだった。
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