君smile。

優はふと大樹を見た。
無邪気に笑う姿。優はそれを見て、
何故か悲しくなった。

ちょうど話が終わったころ、
優は大樹をつれて廊下へ出た。

「なんだよ優?何かあった?」

いつものように、顔を見上げてくる大樹。
その顔を見てると、本当に安心して…
大好きだって実感する。

でも…

「何で断らないの?」

いきなり大樹の表情が変わった。

「大樹の彼女は優だよね?
他の子からアピールうけて、何で
はっきり言わないの!?優がいるって…
付き合えないって…何で期待させるような
事するの!?優の気持ち分かってる?」
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