君smile。
家に帰ると、待っていたのは姉と兄。
優花と優輝。
優は3人っ子の一番下。

「おかえり優。ご飯作ってあるから、あとで食べといてね。優花は仕事に行くから」

幼い頃に両親を亡くした優の家庭は、
就職した姉と兄の収入で暮らしている。

その為贅沢をいうわけにもいかず、
優もアルバイトをしている。
高校では禁止なのだが仕方ない。


「そういえば優、大樹君から電話が来てたけどなんかあったの?」

ドクッ。

「ううん、たぶんクラス会の事。あとであたし電話かけとくからって言っといて」
「おっけー」

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