君smile。

次の日。
「優、おはよー」
教室に入ると、優衣が待っていた。
「おはよー♪」
荷物をおき、優衣のところへ行く優。
優衣は手で髪を巻きながら話題を出した。

「優ってさ、彼氏とかいないのー?」

ズキン。
彼氏…そのワードにすら、びくびくしてしまう。
そのワードを聞いて思い出すのは、いつもアイツだから。

「いるわけないじゃん!優衣はいるのー?」
さらっと流し、決して目を合わせようとしない優。
優衣も不思議に感じたようだった。

「なんかごめんね…うん、いるよ。今ちょうど1年なんだけどさあ」
「1年!?良くそんなに続くね…」
「うーん、お互い信じあえてるからね」
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