指輪【詩集】

傘

｢あめあめふれふれ♪｣


あたしは雨が好き


わざと傘を忘れるキミを


あたしの傘に入れてあげられるから


ひとつの傘にふたりは狭い


けど


キミの温もりを感じることができるんだ


胸が騒いで


壊れちゃいそうになる


苦しくて‥


キミが隣にいるだけなのに


それだけで


胸がいっぱいになる


ふたり寄り添い歩く雨の日


どんなに願っても叶わないことが


叶いそうな気がするの



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