裏切り~信~
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この頃、やる気も出てこない。
僕の母親は成績が下がると怒る。
でも、元々頭の良い僕は、勉強しなくても
授業をしっかり聞いてなくても
何となくついて行けていた。
僕は、100キンにノートを買いに行った。
そこでカッターを目にした。
僕はそのカッターから目が離せなくなった。
…欲しい…。
赤くて、刃が光にあたって反射していた。
貯金も何とかなっていたから、普通に買える。
僕はそのカッターをかごに入れた。
そして、買い物を済ませて
家に帰った。
部屋に入って、
真っ先に袋からカッターを取った。
カチカチカチ
僕は興味半分でカッターの刃を手首に押し付けた。
「い…ッ」
痛かった。
全体に電流が流れたかのようにゾクっとした。
血は止まらない。
“痛い”という感覚が遠のいて行く。
目の前がかすんできた。
…
僕の母親は成績が下がると怒る。
でも、元々頭の良い僕は、勉強しなくても
授業をしっかり聞いてなくても
何となくついて行けていた。
僕は、100キンにノートを買いに行った。
そこでカッターを目にした。
僕はそのカッターから目が離せなくなった。
…欲しい…。
赤くて、刃が光にあたって反射していた。
貯金も何とかなっていたから、普通に買える。
僕はそのカッターをかごに入れた。
そして、買い物を済ませて
家に帰った。
部屋に入って、
真っ先に袋からカッターを取った。
カチカチカチ
僕は興味半分でカッターの刃を手首に押し付けた。
「い…ッ」
痛かった。
全体に電流が流れたかのようにゾクっとした。
血は止まらない。
“痛い”という感覚が遠のいて行く。
目の前がかすんできた。
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