裏切り~信~
犯罪
小5のころ
クラス替えがあった。
彩と菊と海、そして僕…。
また3人、一緒のクラスになってしまった。
面倒臭くなって、
アレから菊とだけは関わらないようにしていた。
別に避けていたわけではない。
が、話す事も特になかったから…。
一年の入学式、教室替えが終わり
落ち着いてきた6月。
この日は海と一緒に帰っていた。
海とは家の方向が一緒だったから…。
好きなアーティストの話をしていたら
海がいきなり前の学校の事を話し始めた。
「前の学校ではさぁ 万引き よくしたよ」
『は?』
だからなんなのだろうか、
僕にはさっぱり分からなかった。
ボケてるわけではない。
「だから、一緒にやろう」
『イヤ、俺はイイ。一人でやれば?』
僕はそういった。
いつも姫様みたいに過していて、
誰一人文句を言わせなかった。
自分に逆らった僕が
気に入らなかったのか、
海はその場に立ち止まり、睨んできた。
『止まるな、おいてくよ?』
僕は海を置いて、
自宅に向かって歩き出した。
クラス替えがあった。
彩と菊と海、そして僕…。
また3人、一緒のクラスになってしまった。
面倒臭くなって、
アレから菊とだけは関わらないようにしていた。
別に避けていたわけではない。
が、話す事も特になかったから…。
一年の入学式、教室替えが終わり
落ち着いてきた6月。
この日は海と一緒に帰っていた。
海とは家の方向が一緒だったから…。
好きなアーティストの話をしていたら
海がいきなり前の学校の事を話し始めた。
「前の学校ではさぁ 万引き よくしたよ」
『は?』
だからなんなのだろうか、
僕にはさっぱり分からなかった。
ボケてるわけではない。
「だから、一緒にやろう」
『イヤ、俺はイイ。一人でやれば?』
僕はそういった。
いつも姫様みたいに過していて、
誰一人文句を言わせなかった。
自分に逆らった僕が
気に入らなかったのか、
海はその場に立ち止まり、睨んできた。
『止まるな、おいてくよ?』
僕は海を置いて、
自宅に向かって歩き出した。