シャボンの国 -the land of soap bubbles-
甘えてる、だなんて。
そんなの自分が一番よくわかってる。
だけど仕方ないじゃないか。
「ありがとう」を伝えたかった。
「幸せだった」と伝えてくれた母上と同じ様に、自分も「幸せだった」と伝えたかった。
「さようなら」を伝えたかった。
最後を笑顔で見送ってやりたかった。
その全て叶わずに。
だけど母上はもうこの世にはいなくて。
「…甘えて何が悪い、」
思い出に浸るしか母上に会えないのなら。
例えそれが単なる甘えだとしたって。
俺は母上の傍に寄り添いたい。
頭の中でなら母上との最後を何度だってやり直せるのだから。
そんなの自分が一番よくわかってる。
だけど仕方ないじゃないか。
「ありがとう」を伝えたかった。
「幸せだった」と伝えてくれた母上と同じ様に、自分も「幸せだった」と伝えたかった。
「さようなら」を伝えたかった。
最後を笑顔で見送ってやりたかった。
その全て叶わずに。
だけど母上はもうこの世にはいなくて。
「…甘えて何が悪い、」
思い出に浸るしか母上に会えないのなら。
例えそれが単なる甘えだとしたって。
俺は母上の傍に寄り添いたい。
頭の中でなら母上との最後を何度だってやり直せるのだから。