続 3人は学校の人気者
第一章
女子の嫉妬
皆さん、お久しぶりです!
海上鳴海です!
あれから一年…私も高2になりました!!
いろいろあって山炭くんとも普通に話せるようになり…。
そして、いまだ女子の目が痛いです…。
やっぱりあの3人はモテますね。
あっ…!あと、3人との関係が壊れるかもって思ったけど、大丈夫だったみたいです。
ちょっと安心…。
「鳴海?」
それで、今は瑠衣くんと屋上でお弁当中で…。
「鳴海」
幸せ気分に浸ってます♪
「なる!」
「は…はいっ!」
瑠衣くんを見ると怒ってますオーラが見えた。
や…やばい…かも…。
瑠衣くんはめちゃくちゃ怒ってますって顔から少し口を緩めてフッと笑った。
あっ…大丈夫…って思ったのもつかの間。
「俺の声無視するなんていい度胸してんじゃん」
こんなことを言われた。
「あの…その…えっと…」
ダメだ、言葉が思いつかない!
「それじゃ、お仕置きだな」
ニコッと笑った瑠衣くん。
いや、笑ってない!笑ってないからね!?目が笑ってない!
私は後ろに下がる。
「お仕置きつっても…」
そう言った瑠衣くんは私の手を掴んでグイッと引っ張った。
私は瑠衣くんの温もりに包まれる。
「抱きしめるだけだから」
「それお仕置きじゃないよ」
私はクスクスと笑った。
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