続 3人は学校の人気者
ドキッと心臓が飛び跳ねた。
そんな笑顔を向ける瑠衣くんに目を奪われる。
だけど、女の子が喋り出したことで私は瑠衣くんから目を逸らした。
「そっか、なら仕方ないよね」
そう言って立ち去る女の子たち。
でも、私は一瞬だけ女の子たちに睨まれてしまった。
瑠衣くんを独り占めするから…なんだろうな…。
なんだか申し訳ないと思ってしまう。
「鳴海?」
「へっ?」
「いや、なんでもない」
そう言って瑠衣くんはプリントに視線を戻した。