続 3人は学校の人気者
「えっ?あの、でも瑠衣くんたちが…」
「鈴宮くんたちにはあたしたちが言っとくわ」
そう言って3人のうちの2人が瑠衣くんたちの方へ行った。
あの3人が言うこと聞くとは思えないけど…。
「鳴海行くぞ!」
やっぱり…。
私は瑠衣くんたちのいるドアまで歩こうと足を出した。
「ちょっと待ちなさいよっ!」
そう言ってあたしの肩に触れた。
「まだ話は…」
「うるさい。お前の話なんかどうでもいい。俺は待たされんの大嫌いなんだ。こいつと話すんだったら放課後はやめろ」
瑠衣くんは女の子の言葉を遮るとこっちに来て私の手を掴んで歩き出した。
「な、なんでその子なのよっ!?」