続 3人は学校の人気者
教室を出てろう下を歩く私たち。
さっきの子泣きそうな顔してた…。
好きな人にあんなこと言われたら誰だって悲しいよね。私だったらきっと泣いちゃう。
「鳴海ちゃん?」
前から零くんの声がしてパッと顔を上げる。
「どうかした?ずっと下向いてるけど」
「ううん、なんでもないの…。ただ、その…」
どうしようもなくて、私はまた俯いてしまう。
「なるちゃん、気にしても仕方ないんじゃない?まだあの3人のこと気にしてるでしょ?」
魁くんに痛いとこ突かれて私は余計顔を上げれなくなった。
「気にすることないよ。それでも気になるなら瑠衣と一緒に幸せになりなよ!そしたらあの子たちも諦めると思うからさ」
幸せに…。
そっか、そうだよね!
「うんっ」
私、瑠衣くんと幸せになりたい!