続 3人は学校の人気者
「る、瑠衣くん、あの、私着替えたいんだけど…」
「だからなんで着替える必要があるんだよ」
「だ、だって似合ってないんでしょ…?」
「誰が似合ってないなんて言ったんだよ?」
そっと私の頬に触れる瑠衣くんの手。
「る、瑠衣くん?」
「可愛い」
「…っ」
いきなり可愛いなんて言うから心臓がドキドキと音をたてる。
「誰にも見せたくないぐらい。得に魁と零」
少し怒気を含むその声に私は苦笑い。
ほんとに仲が良いのか悪いのか分からない。