続 3人は学校の人気者
そ、それはないよね…。
「鳴海、着替え終わったか?」
扉の外から瑠衣くんの声が聞こえた。
「う、うん…」
返事をすると、瑠衣くんが更衣室に入って来た。
「る、瑠衣くんあんまり更衣室に入らない方が…」
「いいんだよ別に。俺が入っても誰も文句言わねーよ」
扉がしまったとこに背中を預ける瑠衣くん。
確かに、誰も文句言わないとゆーか、言えないと思う…。
だって瑠衣くんって逆らったら絶対何かされそうだし…。
逆らったら後が怖い…。
「鳴海」
「ひゃいっ!」
って、ひゃいはないでしょ!!
びびりすぎて呂律が回らなくなってるよ!
恥ずかしくて俯いてると、なぜか笑い声が聞こえた。
瑠衣くんの声?
「…ははっ…ちょっ…ヤバッ…」
そんな声が聞こえて顔を上げると、瑠衣くんがくの字に体を折り曲げて笑ってるのが目に入った。
「る、瑠衣くん?」
なんでそんなに爆笑してるの?
私、そんな爆笑するようなことしたかな?
ひゃいって言っただけなんだけど…。
瑠衣くんの笑いのつぼがわからない。