続 3人は学校の人気者


教室に戻るとみんなからブーイング。


なぜか私はみんなから期待されていたみたい。


なんで私にメイド服を着せたいのかと瑠衣くんが聞いたら、魁くんが私のメガネをとって髪の毛をほどいてる写真をみんなに見せたらしい。


そしてこうなったと話してくれた。


誰がって言ったら魁くんしかいないけど…。


それで、瑠衣くんが魁くんを連れて廊下に出て行ったから、私と零くんで、みんなを宥めているところで…。


「だ、だから…私は着たくないんです!」


って声を張り上げても、私の声は小さすぎて聞こえないみたいで…。


うぅー、こうゆうとき自分の性格に困ってしまう…。


零くんは零くんでニコニコ笑って見てるだけ…。


最近気づいたけど、零くんってドSだと思う。


なんていうか…腹黒い?


そしたらドSじゃないのかな?


どうなんだろう…。


でも私が困ってるのを見て面白がってるのは事実だと思う。


「れ、零くん見てないで助けてよー」


みんなを宥めながら、一歩後ろにいる零くんに助けを求める。

「瑠衣が戻ってきたらどうにかしてくれるよ」


笑顔を返してくる零くんに私はため息をついた。


その瑠衣くんがいつ戻ってくるかわからないから零くんに頼んでるのにー…!


涙目になりながら私は必死に宥めた。


< 47 / 67 >

この作品をシェア

pagetop