続 3人は学校の人気者


「思いっきり殴ることないとオレは思う!」


今はみんなで、教室の隅のほうで瑠衣くんたちとジュースやお菓子を食べたり飲んだりしながらお喋りしてる。


それで、魁くんがさっきのことでまだ怒ってるみたいで…。


「だから、それ相応のことしたんだから当たり前だろ?」

「だってなるちゃんのメイド姿みたいじゃん!!」



さっきからこればっかりなんだよね…。


「僕も鳴海ちゃんのメイド姿見てみたかったな」


ニコッと私に笑いかける零くん。


「じゃあ、零くんは執事のかっこしてくれる?」


「鳴海ちゃんが望むならしてあげるよ」


私はびっくりしてパチパチと目をしばたかせる。


本気で言ってる?


だって執事だよ?


恥ずかしいに決まってる。



でも零くんなら本気で言ってそうでちょっと怖いかも…。


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