別れ道までの距離
近すぎる双子
「ねぇ、蓮。
起きてる?」
玲はそういって蓮の部屋に入り、ベッドに寝そべる蓮を覗き込む。
蓮はその玲の腕をひっぱり、自分の上に倒す。
そのまま強引に頬に手をあて、唇をあわせる。
玲は反抗もしずに目を閉じる。
長い長いキスがおわると、気が付けば上下は逆転。
玲が下で蓮が上。
そうなって初めて口を開く蓮。
「どうしたら寝れる?」
蓮が意地悪そうに口角をあげて尋ねると、
玲は上目遣いでいつものようにささやく。
「キスして?蓮。」
こうして2人は唇をあわせる。
蓮は慣れたように玲の唇を貪る。
2人の関係は唇と唇を合わせるところまで。
ベッドで唇を合わせていると、いつの間にか玲は寝てしまう。
そんな玲を優しく抱き締めて、
蓮は布団をかけなおして目を閉じる。
これは、そんな二人が綴った日記....