隣の人形


三基君はキラキラとした目で言う。
古典中とは言うものの、
旧区の中で一番レベルは高い。
三基君ならなれると思う。

「あるめりあちゃんは?」
私は、何になりたいんだろう。



ママは、

でも私は。
「僕のお嫁さんになる?」

「あぅ、きぅい」
「きうい?」

変な声が出てしまった。
顔が赤い。


三基君のお嫁さん。
なりたいな。
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