隣の人形
俺は寺崎に用事があったのだが、
寺崎の姿が見えない。
桜の妖精を助けるのを一緒に、などと言われていたのだ。
そこに、
黄色崎には居た。
「お茶をのみませんか?」
と、
黄色崎に誘われた。
俺は、まぁいいかと思いついていった。
「粗茶ですか」と、黄色崎は、俺にお茶を出す。
「ん?ありがとう」
水羊羹が出てきた。
水羊羹を楊枝で割りたべる。
水羊羹は、ブニブニとしていた。
「僕は寺崎さんなんですよ」
「うん?なんだ?」
「影無さんに伝えたいことがあります」
そういって黄色崎は、話しはじめた。