隣の人形
しばらくして俺達は
寺崎の本家とやらについた。寺崎は普通にそこにいた。
黄色崎は、寺崎を見るなりサッと隠れてしまった。


「寺崎」
俺は寺崎に話しかける、
寺崎は縁側に居た、
縁側に座り本を読んでいた。
「影無君、どうした?」
寺崎はおどろいたりしていなかった。
俺が来ることを予測していたのだろうか。

こんな普通の寺崎を見ると俺は、どうしていいのか分からなくなる。
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