隣の人形



どれ位、意識を失っていたのだろうか。
目を開けたら、目の前に―。
「姉さん?」

姉が居た。
姉は俺より少し年を取っていて、
俺と同じ高校の制服を着ていた。


制服はブレザーである。
ああ、姉は進学クラスであるのか。
姉は優秀だからな。
俺はそんなことを思った。
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