隣の人形

「これから本格的に勉強をしなくてはならず、
恋というものに侵されている暇はないのだ。」と、
そのあまりにも痛々しい笑顔に、
俺はなんとかしてやりたくなった。
だが、俺ではダメなのだろう。


それに俺ができることなんてたかが知れている。

テクノ中という匣に居る彼女を救うことは出来ない。
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