ホラーノンフィクション
でも面白そうだったからすこし話を聞いてた。


「でね、お墓までやっくんが連れてってくれて

親指を取ってこないといけないの。

で、親指をやっくんに・・・「ちょっとまって!」


「親指は、どこにあるの?

ってか、そんなすぐわかるの?」


「お墓の後ろにあるんだよ。

それを探すの。

制限時間とかないから!

あ、やっくんに親指渡すとき・・・

ポイッって投げるともの凄い速さで追いかけてくる。

でも、はい、って丁寧に渡しても追いかけてくるけど

そんな速くないから」


「こわ!ってか、何で親指渡したのに追いかけてくんの!?」


「そこまでは・・わかんないけど・・・」
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