あなたは先生。あたしは生徒。
やっぱりダメだよね…。



「お父様とお母様が怒るの気持ちはわかります。でも、私は今日、花さんとの交際を認めてもらいたくてここに来ました。」

「親父、ママ、あたし真剣に大和と付き合ってるの!!だから認めてもらいたい!!」



その時…。



「「あははははは!!」」



何で?



親父とママが笑ってる…



「あなた!!花の担任ですって!!」

「やっぱり親子は似るんだな~!!」



何を言ってるんだこの夫婦は?



「ママ?」

「ごめんなさいね、あなた達があまりにも昔のママ達みたいだからおかしくって!!」

「えぇ!?」

「実はパパとママは教師と生徒の関係だったのよ。」

「何それ…」

「ママが新米教師でパパが生徒だったの!!」



でぇ!?



何ソレ…。



「そう、ママは結婚してから教師をやめたんだ。」



そんなオチ!?



で?



あたしと大和は?



「反対したって運命は変えられないもの。ね?あなた。」

「うん、パパは花ちゃんの選んだ人なら反対しないよ~。」



はぁ~…。



脳天気な夫婦…。



< 103 / 344 >

この作品をシェア

pagetop