あなたは先生。あたしは生徒。
【花】



今日は修学旅行!!



大和は朝早くに出ていった。



あたしも制服に着替えて重い荷物を持ち家を出る。



「花!!おはよう!!」

「あっ…おはよう。」



玄関を開けると青山が立っていた。



「荷物。重くて大変だろうから持ってってあげるよ!!」

「えっ!?いいよ!!」

「遠慮すんなよ!!俺、車だから!!」

「お家の人!?」

「俺専属の運転手!!」



青山って何者!?



「柏木様。お荷物お持ち致します。」



中年のハゲた運転手さんがあたしのバッグを車に詰める。



「乗って?」

「でも…」

「いいから乗って!!」



あたしは強引に車に押し込まれた。



「あの…、青山君!?」

「創路って呼んでよ~。」

「あのさ、何でこんなことするの?」

「花が好きだから!!」

「へっ?」

「やっぱりかわいい~!!」



青山はサラっと告白してきた。



どうすりゃいいのよ…。



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