あなたは先生。あたしは生徒。
始まったゲーム。



「あなたは恋人がいますか?」

「はい!!」

「あなたのお母さんの名前は?」

「茂子。」



みんなが次々に質問に答えていく。



何気に盛り上がってるし…。



次は健太の番。



「愛する人の名前は?」

「なっちゃん!!」



健太と夏希が付き合ってるのはみんな知っている。



みんなは健太を茶化してる。



次は青山。


「今一番欲しいものは?」

「柏木花。」

「「えぇぇぇ!!!」」



えぇぇぇぇ!!!!



バスの中がどよめく。



本人が1番ビックリだよ…。



そんな中、夏希の番がきた。



「あなたの1番大切な物は?」

「けんちゃんから貰ったネックレス!!」



はぁ…。



夏希はいいなぁ…。



そんな事を思っていたらあたしの番が来た。



「担任の先生を動物に例えると?」



なんじゃそりゃ!!



何であたしだけ大和がらみの質問なのよ!!



大和を動物に…


「狼?」

「「ぎゃははははは!!」」



あたし変な事言った!?


「中先!!狼だって!!」

「俺はいつでも狼だ。男は誰でも狼だろ~!!」

「ぴったり~!!」



バスの中が笑いに包まれる中こっそり赤面した。



< 127 / 344 >

この作品をシェア

pagetop