あなたは先生。あたしは生徒。
一時間後…。



「大和!!花ちゃんに酒飲ませただろ!!」

「え?あぁ!!ちょっとね~。」



超フワフワする~…。



楽しいかも…。



「花ちゃんはまだ…。」

「春さぁ~んあたしかえりゅねぇ~…。」



まだ16歳なあたしは大和に飲まされた苦手なビールに完全にやられた…。



フラフラしたまま席を立つってお金を春さんに渡した。



「あい、ごちそうさまでしたぁ~!!」



ペコッと頭を下げて店を出ようとしたその時。



ドアに手をかけた瞬間ガシッと誰かに腕を捕まれた。



「花ちゃん、ちょっと待って、おい!!大和、花ちゃんに飲ませたのお前なんだから責任持って送れ!!」



春さんが気を効かせてくれた…。



春さん優しい~…。



「あいよ~。じゃぁ行こうか花!!」

「お前大丈夫か?」

「大丈夫大丈夫。春輝隊長!!速やかに任務を遂行いたしま~す。」



大和も相当酔っているようだった。



< 13 / 344 >

この作品をシェア

pagetop