あなたは先生。あたしは生徒。
部屋に戻って夏希に話した。



「あはははは!!花ひど~い!!」

「だってあのままだと諦めてくれないと思ったから…」

「それでとっさに『女が好き』なんて言っちゃったの!?」

「うん…。でも青山は誰にも言わないって約束してくれたよ?」

「あははは!!青山君可哀想~!!」

「卒業したら本当の事言うよ…。やっぱり嘘ついてんのは心が痛いしね…。」

「そうだね…。花、諦めた青山君の為にも他の人には絶対バレちゃだめだよ!!」

「うん。気を付けなきゃね…。」



ご飯も食べ終わり、夏希とベッドの中でおしゃべり中!!



「噂をすれば中先じゃない?」

「開けてくる!!」



大和の時間だぁ~!!



「おぅ。」

「先生!!」

「見回りでぇ~す!!」



大和が部屋の中に入った。



「吉沢…。今日は高瀬のとこじゃねぇのか?」

「残念でした~。今日花はあたしのもの。」



大和は一瞬不機嫌そうな顔になった。



「あっ!!それより花ぁ!!大丈夫って本当か!?」

「うん!!」

「そうか、明日学校に帰ってからお前んちに行くから。」

「わかった…。」

「吉沢!!花がかわいいからって変な事すんじゃねぇぞ!?」



大和が部屋から出ていってからは、夏希と朝まで語り明かした。



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