あなたは先生。あたしは生徒。
【大和】



やっと終わったぁ~!!



「花ぁぁぁ!!」

「大和ぉぉぉ…。」

「どうした!?」



俺が花の家に入るなり、花は玄関にある靴を指さした。



ん?



スニーカー?



男物…



「中先!!」

「あ、あぁぁぁぁぁ青山!!!!」

「おじゃましてます。」



な、何で!?



「は、花ちゃん?」

「創路にバレたぁぁぁ…。」



マジかよ…。



そして俺は今、ニコニコしている青山と向かい合って座っている。



気まずい…



これって非常にヤバいよな??



言い訳できる状態じゃねぇしな…



どうすっかな…



「中先?」

「はい…」

「俺、誰にも言わないからね?」

「えっ?」

「だって、俺、中先好きだし。辞められたら困るじゃん?」

「でもお前花が好きなんだろ!?」

「好きだよ?だから花を困らせる事はしたくないしね!!」

「お前…。いい奴だな…。」

「その代わり…」

「その代わり?」

「俺の成績あげてね?」

「んぁ?」

「ね!!」

「それは…」

「ウソ、その代わり、花を1日貸して?」

「はっ!?」



レンタル?



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