あなたは先生。あたしは生徒。
【大和】



花が俺にくれたプレゼント。



「あけて!!」

「俺はいらないって言ったでしょ…。でもかなり嬉しいな…。」



キレイに包装された包みを開けてみた。


「ネクタイ!?」

「うん…。学校でも堂々とできるでしょ?だから…。」

「マジ嬉しい!!毎日して行きたいくらいなんだけど!!」



俺、泣きそう…



辛い思いばっかりさせてんのに…



大切にするからな…。



「花、マジありがと!!あ、もう1個プレゼントあったんだっ!!」

「何!?」

「はい。」

「何コレ?どこのカギ?」

「俺んち。」



俺は花にカギを渡すために、合い鍵を作ってた。



ん?



どうしたんだ?



「花?」

「大和……。」

「何!?泣いてんのか!?俺何かした????」

「違うよ!嬉しいの!!嬉しすぎて涙とまんなーい!!」

「泣くなよ!!それでいつでも来ていいから!!な?」

「寂しくなったら勝手に来ちゃうかもよ?」

「いつでも来いよ。待ってるから…」



それから俺たちは、甘いクリスマスケーキのようなキスをした。



< 173 / 344 >

この作品をシェア

pagetop