あなたは先生。あたしは生徒。
恐怖の実家
【花】



「花、着いた。」

「今行く!!」



今日は12月31日。



今から大和の実家に行きます!!



かなり緊張!!!!



「おはよ!!」

「おはよう!!あたし、今日の服変じゃない!?」

「変じゃないけど?」



髪も服もかなり気を使ってメイクも薄めにしてみた。



だって、大和のお母さんに会うんだよ!?



第一印象は大事だし?



「花、俺のかぁちゃん言っとくけど怖いから…。元ヤンだし。」

「やっぱり行くの辞める…」

「ダメ~。」



脅さないで!!



それじゃなくても緊張してんだから!!



めちゃくちゃ怖かったらどうしよう……



昨日はあんまり眠れなかったし…



う゛ぅぅ~~~…



逃げたい!!



「花?さっきから顔変。緊張してんの?」

「してるよ!!」

「いいから寝てろよ。花の事だから、昨日あんまり寝れてないんじゃないかと思って。」



大和…



あたしの事分かってくれてるんだね。



でも、緊張しすぎて寝れないよ!!



そんな事を考えていたのに睡魔に負けてしまった…



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