あなたは先生。あたしは生徒。
でも今は優しい顔してる…。



「まぁね、私は反対する気はないのよ。でも、本当にいいの?大事な高校生活を大和なんかの為に費やして。今が一番楽しい時期でしょ?デートだって出来ないし…」

「いいんです。あたしは大和さんじゃなきゃ嫌なんです。二人で外に出れないのだって卒業するまでの我慢だし、家だったらいつでも会えますから…」

「そっか…。ならいいのよ。あたしも、そういう恋、嫌いじゃないし!出来るだけ応援する!!」

「あ、ありがとうございます!!」



よかった…



大和ママは怖いけど、とってもいい人だった。



「花ちゃん料理できるんだね!!」

「大和のために頑張りました!!」

「ねぇ、あんな奴のどこがいいの?」

「えっ…。」



今は大和ママとキッチンに並んでお昼ご飯を作ってます!!



話してみると大和ママはお母さんって言うより、友達みたいだ。



「何?俺の悪口?」

「うるさい大和。こっちくんなよ。今花ちゃんといい感じなんだから。ね~!!」

「あ、はい…」



たまに怖かったりします…



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