あなたは先生。あたしは生徒。
【大和】



母ちゃんあしらわれてたらインターホンが鳴った。



「大和、多分楓達だと思うから出て。」



俺は嫌とは言えず玄関に向かった。



「大和!!」

「うわっ!!章人!!」



タックル…。



「大和、久しぶり!!この前はまた、迷惑かけて悪かったな…」

「敦さん、お久しぶりです!!上がってください!」



敦さんは楓姉の旦那さん。



そして俺の悪い事していた時の先輩。



今は落ち着いてるけど、敦さんはかなりのヤンチャ坊主だった。



俺は章人を抱っこしてリビングに向かった。



「花ちゃんだぁぁ!!」

「章人君!!」



花と章人が感動の再会を果たす。



花って子供好きなのか?



将来は俺の子供を…



なんて妄想が膨らんでいたら…。



「大和、あれが噂の花ちゃんか?めちゃくちゃかわいいな。」

「でしょ?俺、一目惚れ!!」

「くくっ!!お前のモロタイプって感じだもんな!!」

「笑わないでくださいよ…。」



敦さんと小声でやりとりをしていたら、章人を抱いた花が近づいてきた。

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