あなたは先生。あたしは生徒。
子供抱っこしてる花もイイな…。



「楓さんの旦那さんですよね?柏木花です!!」

「俺は敦。坂上敦、この前は楓が迷惑かけて悪かったね…。」

「いえ、楽しかったです!!」

「あはははは!!あ、お母さん、コレ、お土産!!」



敦さんがかぁちゃんの所に行った。



章人を抱いたまま顔を赤くしている花。



やっぱりかわいい…


「花ちゃん、久しぶり!!本当に来たのね!!」

「楓さん!!お久しぶりです!!」



花と楓姉が話をしている。



俺は花から章人を抱き上げて遊んでやろうとした。



「大和、花ちゃんは大和のカノジョ?」

「ん?そうだけど?」

「カノジョって何だ?」

「まぁ、あれだよ、花は俺が好きで、俺も花が好きって事。」

「俺も花ちゃん好き!!」

「でも花は俺のだからな?」

「花ちゃんちょーだいよ!!」



たとえ章人でもそれだけは譲れねぇな…


「ダメー!!」

「大和のケチ!!大和のバカ!!」



かわいい章人をからかいながら、花に目を向けてみる。



既にこの家に馴染んで来ている花。



それでも俺は安心できないでいた。


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