あなたは先生。あたしは生徒。
【花】



「花ちゃんこっちー!!」

「待って~!!そんなに走ると転んじゃうよー!!」



あたしは今、大和と章人君と公園に来ている。



こんなに寒いのに子供は元気だ…



「花、明日初詣行く?」

「行く!!ここなら誰にも見つからないよね!!」

「そうだな。」



大和の実家は学校から車で3時間かかる。



久しぶりに大和とデートだ!!



「花ちゃん、俺、ばぁばんとこに帰る!!」

「そうだね。もう夕方だから帰ろうか!!」



あたし達は3人で手を繋いで帰った。



いつかあたしも大和の子供と…。



「あれ?」

「どうしたの?」

「桜だぁ!!」



桜?



大和のお姉さん!?



章人君はあたし達の手を離して桜さんの元に走って行った。



「花、桜姉はマジやばいから…」

「何が!?」



あたしは頭に???を浮かべたまま章人くんの後を追った。



「あら、大和と彼女さん?」

「はい。柏木花って言います。」

「私は次女の桜。よろしくね!!」



桜さんは楓さんに似ていてとてもキレイ。



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