あなたは先生。あたしは生徒。
こ、怖い!!



「ちょっ、桜姉?待て!!」

「大和は一生口が聞けないようになりたいみたいだね?」

「わかった!!行く!!行くから!!」

「そう?じゃあお願いね~。」



あたしは大和と桜さんのやりとりをただ呆然と見ていた。



「花ちゃん、マヨネーズ買いに行こうか…」

「うん…」



あたしは大和と手を繋ぎ近くのコンビニまで歩く。



「花、桜姉見た?」

「うん…」

「昔から俺は桜姉のパシリさ…。でも昔1回口答えしたんだよ…。」

「それで!?」

「半殺し?」



大和んちって…



「桜姉は昔から問題児でさ、近所の男の子達に次々とケガさせるし、中学の時なんか浮気した彼氏をボコボコにして、高校では…」

「もういい!!わかった!!大和も大変だったね…」

「だから桜姉には会いたくねぇんだよ…」



大和の意外な一面を知った…



大和パパも怖いのかな…



あたし達はコンビニでマヨネーズを買って大和の家に帰った。




< 183 / 344 >

この作品をシェア

pagetop