あなたは先生。あたしは生徒。
それから俺たちは高瀬と吉沢に迷惑をかけた事を謝り、花の支えになってくれた事を感謝した。



「お礼はねぇ…。春休みにどっか連れてってくれればいいよ!!」



そんな事を言う高瀬を殴りながら、俺は春休みにどっかに連れていく約束をした。



しばらくして花達が数学準備室から出ていく。



「花、今日行っていいか?」

「ご飯用意して待ってる。」



やっぱり俺は花がいい…。



花じゃなきゃダメなんだ。



すっかり酒も抜けた俺は睡魔と戦いながら、その後の授業をこなした。



「お帰り!!」



玄関から花が飛び出してくる。



かわいすぎる…。



俺たちはご飯を食べて風呂に入った。



「大和、あたしもお風呂入ってくるから先に部屋に行ってて?」

「わかった。」



俺は花に言われた通り花の部屋に行った。



何もする事がないからベッドに横になる。



よかった…。



花が戻ってきた…。



「大和、おはよう!!」

「はい!?」

「もう朝だよ?学校行かなきゃ!!」

「俺、寝たの!?」

「うん?お風呂から上がって部屋来たら寝てたよ?」

「マジかぁぁ。起こせよ…。」



でもマジよかった…。



もう離さねぇ!!



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