あなたは先生。あたしは生徒。
【花】



あたしは昨日の熱がウソのように下がり、気持ちよく目覚めた。



大和が隣に寝てる。



大量の汗をかいて…。



「大和?起きて?」

「ん…。おはよ…。熱は?」

「下がったけど…。大和、ダルくない?」

「ん~。言われてみると…」



あたしは大和のオデコに手を当ててみた。



「大和!!風邪移った!?すごい熱!!」

「はぁ?熱なんて…」



38.2℃



「やっぱり!!ごめん!!あたしのせいだ…」

「花が看病してくれたらすぐ治る~。」



こうしてあたしは大和を看病する事になった。



「大和、何か食べる?」

「うん、花食べる。」



熱が出ても大和のはいつもの大和です…。



「とりあえず薬飲みなよ。」

「口移しで飲ませて!!」

「誰がするか!!」



あたしは大和を怒って薬を飲ませた。



「あたしおかゆ作ってくるから寝てて。」

「イヤだ。食いたくない。ここにいろって…」



あたしは大和に腕を引っ張られて、あっと言う間に大和の腕の中。



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