あなたは先生。あたしは生徒。

楓さん達が帰ってしばらくして大和が帰ってきた。



「お帰り～!!」

「ただいま…。頭使いすぎて疲れた…」

「大丈夫??」

「花が癒してくれるから大丈夫!!」



それから楓さんの話をしながら二人でご飯を食べてお風呂に入った。



「大和、DVD借りてきたけど見ない？」

「んー。見る…。」

「大丈夫？眠そうだよ？」

「大丈夫!!花と一緒に見たいから!!」



あたし達は静かにDVDを見た。



「大和、この人さぁ…」



大和の方を向いて話しかけたら、いつの間にか大和は寝てた。



やっぱり疲れてたんだね…。



あたしは大和が起きないようにDVDを消して、布団を取りに立ち上がろうとした時…。



ガシッと大和に腕を掴まれた。



「どこ行くの？」

「えっ？大和、寝ちゃったから布団取りに…」

「いっちゃヤダ。」

「きゃ～～!!」



どこにそんな元気が!?



大和は本当に狼男かもしれない…。