あなたは先生。あたしは生徒。

「健太はいいなぁ。いつも夏希と一緒で。」

「でも卒業したら、夏希は就職、俺は専門。会えんのかな？」

「大丈夫でしょ。家も近いし!!」

「花だって羨ましいぞ。卒業したらズット一緒だもんな？」

「まぁね～…。でもやっぱり今が寂しい…」

「中先も相当寂しいと思うぞ？」

「そうかな…」



それから健太はあたしを励ますように大和の話をいっぱいしてくれた。



「じゃあそろそろ寝ますか!!」



健太は夏希が寝てるソファの下に布団を敷いて寝た。



あたしは一人部屋に戻って寂しさに浸る。



ベッドに入ると携帯が鳴った。



「はい!!」

「メリークリスマス。」

「メリークリスマス!!」

「花、今部屋？窓開けてみて。雪降ってる。」

「うそ!?」



あたしはベッドから出て窓を開けた。



「嘘つき!!降ってな…」



えっ!?